ホウズの台湾生活研究記録

大好きな台湾の「面白い」「なるほど」「へぇー」の探求記録

台湾語の中にある色々な日本語

台湾は日本統治時代が50年間(1895年~1945年)あり

この統治期間のことを

日本人としてもっと知らなければならないと

常々思っています

 

台北の街の中にも

廃屋になりかけた木造日本家屋を見かけます

場所によっては見学できるようになっていたり

当時住んでいた日本人のことに

思いを馳せたり

 

あまり悪いことは語られないないですが

良い面も悪い面もあったのかと

 

言葉の面では

台湾語の中に日本語語彙がけっこうあります

LIVE JAPANの記事の中にも

台湾語のなかの日本語単語10個」

「この台湾語実は日本語だったって知ってた?」

という特集見つけました

「LIVE JAPAN」さんのリンク先を貼らせていただきます↓

livejapan.com

livejapan.com

 

「音」で聞くと我々日本人みんなわかるはずですが

日本語の音を漢字に置き換えているので

「字」で見たら

日本語と同じ発音って気が付けない

 

記事の中から

私自身が思う「よく目にしたり聞いたりする単語」

を取り出させていただきます

 

・甜不辣→テンプラ→さつま揚げ

この字が書かれた看板をずっと「なにげなーく」見てました

道端の屋台にもこの看板見かけるんです

この漢字 分解すると

甜→甘い

不辣→辛くない

なので「甘辛の食べ物でも売ってるのかなぁ」と思ってました

台北に来てかなり時間が経過してから

「てんぷら」と読むことを知ってびっくり

「てんぷら」と言っても「練り物」

日本の西のほうでも

「さつま揚げ」を「てんぷら」という地域はけっこうあるので

同じですね

 

・黑輪→オレン→おでん

これもかなり後になってから知ったので驚きが大きかったです

黒輪」って書いた看板

色んなところで良く見かけるんです

「黒い輪っか」って何かなぁ~って思ってました

なんと台湾語読み「オレン」

 

台湾のセブンイレブンカウンターでも「おでん」売ってます

しかも2パターン

一つは日本と同じで「出汁仕様」

もう一つは「マーラー」辛い味付け

おでん種もほぼ同じですが、

台湾らしいと言えば「豚の血を固めたもの」!!!

「豬血糕」ジューシエガオ といいます

衝撃的ですが知らないで食べたらきっと気が付かないです

黒くてモチモチっとしててお餅みたい

 

・阿給→アーゲー→油揚げの中に春雨詰めたおかず

これ私の大好物料理

台北近く「淡水」の名物料理

油揚げに春雨詰めてグツグツ煮たあとに

少し辛いタレをかけて食べるんです

定期的に食べたくなるおかず

食欲ないときでもツルツル食べられるので

熱が出たときに買ってきてもらいました

油揚げに色々詰めて煮る料理って日本でも沢山あるので

その昔 日本人のだれかの得意料理だったものが

そのまま淡水名物になっているのかもしれないなとか思うと

すごく不思議な感じがします

 

・おじさん

・おばさん

・ビール

・サービス

・オートバイ

・トラック

・バック(車でバックすること)

 

この辺りは発音・意味まったく同じ

ふつーに使われてます

 

「LIVE JAPAN」記事の中以外の単語でも

ホース

タンス

は会話の中で聞く日本語です

 

「ニンジン」と「ベントウ」は

友人家族に聞いたところ誰も知らなかったですが

仕事関係の人に聞いたら

ベントウは「弁当」と結びつく人がいました

 

「頭コンクリ」「頭ショート」は

日本でどのぐらの人が使う形容表現なのかわからないですが

台湾ではけっこう使われてます

 

あと これは最近の日本からの影響だと思いますが

中国語の「的」を

日本語の「の」に置き換えて記載しているものが多いこと

中国語の「的」の意味は まさに「の」なので問題なく使えるんです

 

台湾の街中でも テレビでも かなり見かけます

台湾の友達に聞いたところ

日本語の「の」は形が可愛いから

台湾人が気に入って使っているのではないか とのこと

 

「の」の形が可愛い

この感覚は日本語「ひらがな」再認識

 

言葉は時代と共に変化して

交流を重ねながらお互いに影響を受け合っていて

言葉から見えてくるものは奥が深いなと思います