ホウズの台湾生活研究記録

大好きな台湾の「面白い」「なるほど」「へぇー」の探求記録

台北駐在員時代を振り返る③家探し

ホテル住まいを早く終了させるため

取り掛からなければならないのが家探し

 

会社が委託している不動産会社のお姉さまに連れられて

予め選んでおいてくれた物件を見に行きました

 

何件か見に行ったのですが

いま振り返ってみての「反省点」

初めての海外駐在なので仕方がなかったかなぁとも思いますが

「どんな物件に住みたいのか」

「どの辺りがいいと思っているのか」

「譲れない条件は何か」

など自分の希望が全くまとまっていませんでした

 

つまり

「依頼心強いサラリーマン生活」送ってたんですね・・・

会社が何か良いものを準備してくれるって

 

色々な物件を見に行ったのですが

台北の街と雰囲気に慣れていなくて

大声で中国語話している街中の人達が

何を話しているのか全くわからなくて不安になったり

 

最終的には

・大通りに面している

・最寄り駅からは徒歩20分ぐらい

・内装はとても綺麗

・大家さんも落ち着いた感じの女性

という物件に決定しました

 

実はこの直前に一件

「あの物件にすればよかったかなぁ」

と悔やまれる家があったんです

 

リビング陽当たりがよくて

大きなサンルームがついていて

広いルーフバルコニー付

駅にも近くて

場所は10階ぐらいだったかな

 

「この家いいなぁ」と思ったのですが

ルーフバルコニーに出てみたら、

隣のマンションべランダでくつろぐ叔父さんが丸見えで

候補から外してしまったんですよね

 

駅から細い道をほんの少し入るので

「夜帰るとき危ないかも」なんて思ってしまったり

 

決定したマンションは綺麗で良かったのですが

大通りに面しているうえに

バス停が目の前で

とにかく騒音が気になってしまい

初めの頃はかなり大変でした

台北のバスって次から次と来るし

エンジン音が大きく

停車する前に方向指示器にあわせて大きな音も・・・・・

 

海外赴任したばかりで神経質になっていたのかもしれませんが

騒音に慣れず

「引っ越し代金自費で払うので引っ越ししたいです」と

会社に申請したものの

「自己都合での引っ越しは規程上認められていない」

とのことで即却下

 

不動産屋のお姉さんに

「防音カーテン」を付けてもらえないか相談したところ

「台湾に防音カーテンというものは売っていない」ことが判明

 

心配してくれた大家さんが

「せめてもっと厚い生地のカーテンにしたらどうか」

と交換してくれたんです

すごい暖かい大家さん

皆さんで新米駐在員を支えてくださって有難かった

 

気持ちよく過ごしてほしいと

ボルドーの素敵な生地のカーテン

当時は自分のことで「いっぱいいっぱい」

きちんと心から感謝できていなかったと思います

本当にありがとうございました

 

不動産屋のお姉さんには

「人間慣れれば大丈夫だから」と慰められ・・・

確かにいつの頃からか気にならなくなりました

 

それよりも「バス停が目の前で便利だな」と思うようになったり

 

地下鉄駅から歩いて約20分はやはりちょっと不便でした

元気なときは「歩けるぞ」と思えますが

疲れているときとか

ほんとうに寒くて悲しい気分のときは

かなり遠く感じました

 

このマンションで何より素晴らしかったのは

「冷暖房エアコン」が付いていたこと

 

台湾では「暖房」は超貴重 (最新住居はわかりませんが)

見た目が冷暖房エアコンで

リモコンに「暖房」表示あっても

ほとんどが「冷房のみ」

 

台北の冬については別に書きますが

数か月間に亘りかなり寒い

床はほとんど「ひんやり」仕様なので

余計に冷えます

 

そんな中

台北初めて駐在

泣きたくなるような辛いことがあったり

本当に疲れ切って帰ってきたときに

暖かい暖房が使えることはとても癒されました

(電気代が夏よりかかりましたが・・・・・)

 

サンルームとルーフバルコニー付の

上層階マンションが良かったなぁと何度も思いましたが

あちらに住んでいたらそれはそれで

色々問題点あったかもしれず

冷暖房なくて

寒くて寒くて心細かったかも

 

この「家探し」での反省点は

第二回目家探しにものすごく活かされることになります

 

「経験に無駄はない」としみじみ思います